沢スギの日

 5月28日(水)沢スギの日として、午前中は1年生から4年生が、杉沢の沢スギの中で様々な体験活動をしました。また、午後からは沢スギ愛護活動として5・6年生が木道の清掃等の活動に取り組みました。

さわすぎ

杉沢の沢スギは、国の天然記念物に指定されています。以前は、海岸沿いに約45haもあったスギの自然林、杉の葉は燃料に使用されるとともに、豊かな子供たちの遊び場でした。しかし、圃場整備事業により林は水田へと姿を変え、今ではわずか2.7haを残すのみとなりました。本校では、地域とともに町の宝を守り続けるために、1年生から4年生は沢スギと触れ合う自然体験を、5年生6年生は保護活動を行っています。

さわすぎ さわすぎ

午前中は、1年生は沢スギの中の自然の草花での遊びを体験しました。たんぽぽんの水車、笹舟、いたどりの笛など自然の草花を使った遊びに夢中になっていました。

さわすぎ  さわすぎ さわすぎ

また、3年生は杉原さんに沢スギの中の植物の特徴や、水中生物などについて詳しく教えていただきました。沢スギの木道を歩くと、鳥の声が聞こえ、様々な植物が語りかけてくるようでした。アワムシやシマアメンボなど普段は見ることができない昆虫にも出会え、楽しい時間を過ごしました。

 sawasugiさわすぎ

午後からの愛護活動では、すんば拾い(スギの葉拾い)や木道の清掃を地域の方々と一緒に行いました。すんば(スギの落ち葉)は、昔は各家庭で燃料として有効に使われていましたが、今は使用されないため人の手で整備してやる必要があります。多くのすんばが沢スギの樹林の中を覆っており、手作業で丁寧に集めました。木道の掃除は、木道に生えている苔をデッキブラシでていねいに落とす作業です。が、なかなか苔が落ちずみんな悪戦苦闘していました。

愛護活動 P1010900

その後6年生は植樹を5年生は地域の方との懇談を行い、愛護活動を終えました。この活動は秋にも実施し、地域の方とともにこの上青地区の宝物である、沢スギをみんなで守っていく活動を継続していきます。

愛護活動  植樹